質問者と回答者の関係

質問をする人の中には、回答者との相互作用によって何某かの分かりを得ることを目的としない人がいるらしい。

まとめ

  1. 質問者は自身のコンテクストを隠したまま質問をすることができる
  2. 質問者の中には、質問者のコンテクストを理解できないことを、回答者の理解不足に求める人がいる。
  3. 故に、質問者はコンテクストを隠した質問をすることで、回答者を一方的に殴ることが可能である。
  4. 筆者は、3を卑怯な行為だと感じる。

動機

今日糞コンサルっぽい(偏見)人のセミナーを受ける機会があったんですよ。もちろん全ての点で全く価値がないセミナーってわけではなかったんですが、疑り深く聞いてると、巧妙に受講者を殴る(言論)ことを目的としてるととらえられる点があって、それは全く卑怯だなって思ったわけですよ。

記憶容量の問題で、以下の2ケース以外にも候補はあったのだけど細かく覚えていない。

ケース1

講師氏「Amazonのサービスの特徴を答えよ」
受講者「…。」
講師氏「儲けを求めないことである(ドヤ顔」

ケース1についての感想

Amazonのサービスの特徴だって?それは本当に一言で表せられるのか?

Amazonのバランスシートにおいて特筆すべき点という風に限定がなされれば、もしかしたらその答えは返ってくるかもしれない(もちろん、返ってこないかもしれない)。しかしAmazonのサービスの特徴って、そんな広い問いに対して質問者が意図している答えを返せるとでも思っているのか?

ケース2

以下のような問いが設定されたGWをさせられた。

(前略)以下の人にとっては、以下の方法の中でどの方法が最適となるか(後略)

ケース2についての感想

はぁ、その最適ってやつは誰にとっての最適なんですかねぇ?

あるケースにおける最適が他のケースにおいても最適であるとは限らない。私としてはこのGWの最適解は講師に「誰にとっての最適か」を尋ねることであるとと考えるが、え、これそんなことを言って欲しいGWだったの?

糞問題を出してGWを瓦解させておいて大上段からSEKKYOUしてんじゃねーよ(# ゚Д゚)

なお、瓦解しても採用に落ちたり賃金が減ったり残業しなくちゃならないって訳じゃないGWが瓦解するのをゲラゲラしながら傍観するのは楽しかった模様。

性癖告白

極個人的に、非対称性を盾に偉そうにする人には嫌悪を覚える。

もともと立場として有利な講師が、受講者にとって不利な質問を吹っ掛け、講師の想定した答えを返せなければ偉そうにご高説を垂れる。意識的にせよ無意識的にせよ、このような構図を作った人間を好めるほど、私は社会人適性がなかったようである。